• 0120-997-181
  • 〒650-0016 兵庫県神戸市中央区橘通1-2-14 浅見ビル2階

ブログ

民事訴訟法の改正

民事訴訟法の改正案が国会で議決されました

 民事訴訟について、IT化が進められるようです。

 訴訟の迅速化も必要だと思うのですが、セキュリティーは大丈夫かと、いらぬ心配をしています。準備書面当等の提出書面は、昔は持参又は郵送で、その後の改正でFAXでの送付が可能となりました。FAXでは誤送信の問題も稀にありました。今日のネット社会では情報の流出のニュースもよく目にします。

 最近では家裁事件や地裁民事事件で、離婚調停弁論期日など、当事者が遠方に居住している場合、オンラインで行っているようです。裁判官や検察官を定年退職して、弁護士登録をして自宅で開業されている年配の弁護士さんには、何とも厳しい改正なのかもしれません。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

マイナス金利

最近、銀行が各種手数料の値上げや通帳発行に手数料を取るという、預金者泣かせなことをしています。

 5年位前に、政府と日本銀行がマイナス金利政策を実施してからです。銀行等の金融機関が日銀に預金すると利息が貰えるのではなくて、反対に利息を取られるとのことです。経済を回すために金融機関に融資を促すためなのだそうです。個人の預金に対して、マイナス金利は適用されていませんので、その点は影響はなさそうです。

 任意整理事件で、最近、消費者金融が将来利息を付するよう求めてきたり、支払回数を短くするよう希望されるケースが目立ってきています。時期的に見て、このマイナス金利が影響しているように思われます。銀行と消費者金融間の関係で、銀行から融資を受けた消費者金融は銀行に金利を払わなければならないから将来利息をカットすると儲けが亡くなり、ともすると赤字になるとの図式が垣間見えてきます。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

通信費

以前より総務省が、家計の通信費を下げるよう各携帯電話会社に要請をしていましたが、

債務整理をする上で、家計収支を作成しますが、家計の通信費の占める割合は、未だかなり高いように感じます。

家族全員分の携帯電話に、家のインターネットなどを含めると、月に2万円から3万円かかっている場合がよくあります。

それにユーチューブのプレミアム代やネットフリックス、NHKの受信料とかなりの費用が掛かっています。

現在の世界情勢から、今後物価上昇が進んで行くものと思われますので、なんとか通信費だけでも、目に見える形で下がることを望んでいます。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KA)

 

ゴールデンウィーク

明日からゴールデンウイークが始まります。当事務所はカレンダー通りの予定となっています。

 製造業などで稼働されている方は10連休といった方も多いのではないでしょうか。昨年、一昨年と新型コロナ感染症の影響で、家族旅行を控えていたり、近郊への日帰り旅行で済ませていた方も多いと思いますが、今年は遠方へ旅行される予定を立てているかもしれません。

 破産手続きでは直近の家計の管理が重要なのですが、帰省費用などについて、問題にされることがあります。質素な帰省や家族旅行なら良いのですが、観光を兼ねての帰省や高額な家族旅行については浪費と見られることがあります。

 意識の問題を問われるのですが、破産の原因となる部分で多少の浪費を是として債務を増加させている場合、その部分の改善を促されますので、少し窮屈な生活を余儀なくされます。家族共々従来通りの生活は望まない方が良いです。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

自動車の購入と維持費

 最近、若者の自動車免許の取得が増加に転じて来ているようです。知人の自動車学校勤務の方も生徒が増えて来ていると言っていました。

 新型コロナ感染症の影響で、公共交通機関での移動をする傾向もみられ、自分または家族での移動に最適と考えてのことと思います。

 自動車運転免許を取得後、自動車を購入する場合、高額商品の購入なので、概ね、ローンを組むことになります。不動産ローンでもいえることですが、購入後の維持費の負担を忘れてはいけません。自動車で言えば、駐車場代、ガソリン代、任意保険料、自動車税、車検代などが考えられます。自動車ローンが月額3万円としても、月額7万円位は必要なはずで、車体価格200万円を超える自動車なら月額5万円は必要なので、月額9万円は必要で、車検や税金を月割りすれば月額10万円以上必要です。

 債務問題で高額商品の購入が原因となっているケースが多いです。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

任意整理の支払い原資

桜も散って、暖かくなってきました。

 近年、任意整理事件で、毎月の支払い原資が10万円を超える事案が増えてきました。それだけ、高収入の方が多重債務に陥っているということなのですが、多重債務に陥る原因は海外FX、離婚に伴う諸費用の負担、浪費など、様々です。

 高額所得者について、債権者の融資も高額になります。普通なら破産手続きや再生手続きと思われる事案、債務総額が500万円以上で、任意整理を希望される方、また、勤務先の状況から法的手続きを回避される方は、月額原資10万円以上の支払いを5年前後の期間、継続することになります。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

新年度

新年度

4月に入り、新年度がスタートします。神戸地裁の桜も見ごろで春の到来を感じています。

2年にわたる新型コロナウイルス感染症の影響は続ていますが、まん延防止措置も解除されましたが、浮かれることなく、注意深く日々の生活を送って行こうと思います。

この新型コロナの影響で経済的に困難な生活を余儀なくされた方も多く、更に追い打ちをかけるようにロシアのウクライナ侵攻による制裁もあって物価の上昇傾向が続いています。

当事務所で任意整理や個人再生手続きを取られた依頼者の、それぞれの弁済が圧迫されるのではないかと心配しています。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

少年法の改正

2022年4月1日から少年法が改正されます。

 飲酒、喫煙、公営ギャンブルは従来通り20歳からですが、クラブ、スナック、パチンコ店への出入りは18歳以上となります。なんか、飲酒に関しては大丈夫かと思ってしまいます。

 今回の改正は2016年の民法の改正によるところが大きいようです。改正民法で18歳成年となりました。携帯電話の契約やクレジットの申し込み、商品購入に際してのローン契約等が親の同意なく可能となっています。

 高校在学中や大学生といえば未就労の方も多く、これまた、大丈夫かと思ってしまいます。

 これまで、20歳前半の方の債務問題も多数、取り扱って来ましたが、若気の至りで多重債務に陥ってしまったケースが多々ありました。

 若者、大丈夫か?と心配してしまいます。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

任意整理をした後の取り扱い

桜の開花のニュースを見ました、ようやく暖かくなってきました。

 

 当事務所の任意整理事件では、各債権者と和解して、和解契約書を取り交わして依頼者にお渡しします。この和解契約書の引継ぎをもって委任事件が終了となります。引継ぎ後は契約書通りに依頼者が各債権者に送金をして頂くよう、取り扱っています。

 なので、引継ぎ後、支払いに遅滞が発生した場合、債権者から依頼者に直接連絡が行くことになります。他の事務所では和解後の支払いも代行されているところもあるようですが、その場合、毎月、事務手数料が発生しているようです。任意整理を希望されている方は極力、余分な出費を避けたいと思われている方が多いので、毎月の振り込みを自分ですれば、余分な出費は抑えられる思います。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

破産事件における自由財産(その2)

今回は「換価等をする財産」の話です。  

 換価等をしない財産

  1 残高が合計20万円以内の預貯金

  2 見込み額が合計20万円いないの保険解約返戻金

  3 処分見込み額が20万円いないの自動車

  4 敷引き後の金額から未払い賃料及び60万円(原状回復費、明け渡し 

   費用)を控除した額が20万円以下の居住用家屋の敷金返還請求権

  5 支給見込み額の8分の1相当額が20万円以下の退職金債権(退職金 

   支給が目前の場合は4分の1)

  6 電話加入権

  及び通常の生活に欠かせない家財道具等

  以外の財産は換価対象です。

  具体的には過払い金、有価証券、貸付金、売掛金、不動産等や破産手続き 

 開始決定後に発見された財産です。ただし、裁判所が相当と認める場合は換 

 価等をしないことができるようです。

  勤務先の持株制度で、有価証券ありということで財産が基準額を超えて管

  財人が選任されたことが複数件ありました。

 (シャローム綜合法律事務所 事務員KN)